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こちらのページでは、実際の腕時計修理に使用する工具をご紹介します。時計修理技能士が、実際に修理に使用している機器類のご紹介を致します。お客様の大切な時計をよみがえらせます。精巧・精密な修理を実現する工具をご覧ください。

クォーツ式の時計修理に使用する専用のテスターです。
オーバーホール前後の電子回路の消費電流やコイル抵抗、始動電圧などを計測します。『月差』の確認もできます。
右側の四角いスペースは鏡になっています。クォーツ時計のムーブメントに電圧をかけ、何ボルトで始動するか針の動きを目でチェックできるようになっています。

機械式の時計修理で『日差』『片振り値』『振角』『拘束角』などを計測する機器です。
時計の振動数を自動的に計測し、その数値を表示します(ここでは28800と出ています)。ムーブメントの分解掃除を終えた時点と、ケーシング後に精度をチェックします。
自動的に6姿勢の数値を計測する優れものです。

先ほどと同じく機械式時計の進みや遅れなどの精度を計測する機器です。
手前にあるマイク付き設置台に時計をセットして使用します。
左右上下に稼働しますので、進む傾向のある姿勢や遅れがちな姿勢などを特定するのに役立ちます。
別会社の時計計測機の名残で『ビブロ』や『タイムグラファー』とも呼ばれます。

腕時計の防水性を確認するために使用する窒素ガスを利用した防水試験機です。
本当に水の中で試験する訳にはいきませんのでこうした防水試験機を用います。黒いレバーをスライドさせシルバーのふたの中に時計をセットします。

乾式の防水テストでNGが出た時計は実際に水の中に時計を沈めて、気泡の生じる箇所を確認します。
もちろんムーブメントは外してケースのみで検査を行います。
時計修理に使用する防水試験機にも色々なタイプがあります。

ねじ込み式の裏ブタを開ける際に使用するオープナーです。
回転式のハンドルになっているため、小さな力でも防水時計の裏ブタを開け閉め出来ます。電池交換やオーバーホールの機会まで裏ブタは開けられることがありませんので、錆びついてしまってとても固い裏ブタを開ける時にはとても重宝します。

両眼で使用する顕微鏡です。
時計修理には、超拡大しなければ困難な作業があります。
通常の作業と比べ、視点が手元から離れますので使いこなすには修理技術者の技量が求められます。

ムーブメントの受板に取り付けられたルビーの穴石の位置調整を行う工具です。
この工具で穴石の位置を調整することで歯車をあがきを調整します。
アンティークウォッチのオーバーホールで活躍する工具です。

時計のオーバーホールを行う際にベゼルを外さないとムーブメントを取り出せないモデルがあります。
そうした際にベゼルに傷をつけないようこうした専用工具を使用します。

金属パーツを複雑に組み上げた機械式時計を長年使っているとかしめが弱くなる部分が出てきます。そうした箇所を修理する工具です。
代表的な例は天真交換やローター真交換などがあります。
先端の形状やサイズ違いで100以上のタガネがあります。

クォーツ時計専用テスターです。
店頭ですぐに電池交換を行う時などとても役立ちます。
『電池電圧』『消費電流』『コイル抵抗』なども簡単に計測できますので分解掃除の際にも活躍します。

写真はタグ・ホイヤー専用の修理工具です。
数多くある時計のブレスレットの中には専用工具を使ってサイズ調整をするものがあります。
プラスチックの受コマを取り付けるなどキズをつけないよう工夫されています。

機械式時計の天府(テンプ)のバランスを見る工具です。
往復運動をする歯車のバランスが崩れると精度に影響します。こうした工具を使って精密な部品をチェックしていきます。

時計の分解掃除で技術者が針を外したり、取り付けたりする際に使用する工具です。
一番右側は自作の工具です。
この他にも時計修理技術者は自分の手にあうように様々な修理工具を自作します。

自動巻の機械式時計はローターの回転によりゼンマイを巻き上げる構造になります。そのため腕にしている間はゼンマイが自動的に巻き上げられ動き続けるようになります。自動巻時計のオーバーホールではローターの巻き上げが正常に機能しているかどうかをテストするためにこうした専用機器を使用します。『サイクロマシン』『ワインダー』 などとも呼ばれます。

腕時計は精密な金属部品で構成されており、磁気は大敵です。
特に電池式のクォーツ時計には永久磁石で作られた歯車が組まれていますので、外部から磁気の影響を受けると歯車の動作が乱され時間が大きく狂うことになります。磁気帯びの原因としては携帯電話やパソコン、スピーカーや電子レンジなどの家電品が挙げられます。これらの磁気を発する製品は誰もが使用するものです。そこで時計のオーバーホールの際には磁気抜きをして時計の状態を回復させることも重要な作業工程のひとつとなります。

技術者の手で歯車ひとつ、ネジ一本まで分解された腕時計はそれぞれに付着していた油をきれいに洗い流すため洗浄機にかけられます。3層にわたって洗浄され、最後の4層目で乾燥されます。昔の時計職人はこれらの作業を刷毛を使ってすべて手作業で行っていました。時計修理の承りが多くなり複雑時計が増えている現在ではオーバーホールの生産性と正確さを高めるために必要不可欠な機器となっています。






































